Blog, 過去の上映作品

配給会社を救おう! 〜ミモザフィルムズ 特集!6.6(土)〜7.3(金)開催

 

良作を映画館に届ける配給会社。
いま、コロナ禍で大大大ピンチ!
映画を観て応援するプロジェクトです!

 

新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされる映画業界。緊急事態宣言が出される中で映画館もその存続が危うくなりかけたところ、「ミニシアター・エイド基金」を始めとした民間での支援の動きが広がり、多くの映画館が再出発に向けての足がかりとすることができました。

しかしながら、映画館は映画業界におけるセクションの一つ。全体として苦境にあることには変わりがありません。とりわけいまピンチなのが独立系の「配給会社」。海外のアート作品などを多く手がけ、数々の良作を映画館に届けてきた方々です。

いまインターネット上では、そうした配給会社各社が生き残りをかけた合同プロジェクト「Help! The 配給会社」がスタートしております。各社のこれまでの配給作品をネット上で観られるというものです。

▼Help! The 配給会社 – note
https://note.com/help_the_dsbtrs

▼各社のラインナップはこちら – uplink cloud
https://www.uplink.co.jp/cloud/features/2408/

 

当館ではそうした動きがある中で、応援の意味も込めて独立系の配給会社、その中でもミモザフィルムズさんの作品計4本を特集上映することとなりました。

ミモザフィルムズ

人それぞれ応援の仕方があるかと思いますが、当館では「スクリーンで観られる方はスクリーンで!」という想いで企画いたしました。配信と実際の劇場は併走しうると思いますし、手を取り合ってこの危機を乗り越えていければと思っております。

もちろん他の配給会社さんも同様に生き残っていただきたいと思いますので、当館では引き続き各社の作品をスクリーンにかけていきたいと思いますが(特集という形になるかはわかりませんが)、皆様の方でもぜひオンライン上でご鑑賞して応援していただけましたら幸いです!


配給会社応援企画
〜ミモザフィルムズ 特集!

期間:2020.6.6(土)〜7.3(金)

【ミモザフィルムズ会社紹介】

※ミモザフィルムズ さんからメッセージをいただきました!

映画配給会社ミモザフィルムズです。今回は、高田世界館さんのご厚意でミモザフィルムズ特集を企画いただきました。本当にありがたいです。さて、弊社は創立9年目で、ヨーロッパを中心に、ちょっと変わった個性的な作品や物議を醸すような作品を買い付ける事をモットーにしています。王道の作品から、若手監督のデビュー作、はたまたドラァグクイーンのドキュメンタリーまで、ジャンルに捉われず、心揺さぶられる作品を買い付けるというのが特徴です。また、今回のラインナップの作品はイタリア、ドイツ、フランス、ブラジル、と世界各地が舞台となっています。映画で世界を旅してみてはいかがでしょうか?弊社配給作品をお楽しみいただけますと幸いです。

→ミモザさんのnoteもぜひご覧ください!


【上映作品】
※各作品1週間ごとの公開となります。

タイムテーブルは随時更新してきます。

①シシリアン・ゴースト・ストーリー

▼公開期間:2020.6/6(土)〜6/12(金)

▼作品ページ
http://takadasekaikan.com/archives/10889

[ミモザさんから一言]
映画業界に入ってから初めて関わらせていただいた個人的にとても印象深く思い入れのある作品です。伊シチリアで実際に起きた痛ましい事件を元にした本作。初めて観た時は、過酷な現実を前にしても、こんなにも豊かな想像力によって、それに立ち向かうことができるのかと、「映画」自体が持つ力とその可能性の大きさに改めて圧倒されたことを鮮明に覚えています。幻想的で美しい映像も圧巻なので、ぜひ映画館の大きなスクリーンでご覧いただきたいです!(ミモザ・スタッフO)


②修道士は沈黙する

▼上映期間:2020.6/13(土)〜6/19(金)

▼作品ページ
http://takadasekaikan.com/archives/10891

[ミモザさんから一言]
一見ハードルが高い政治ミステリーのようにお感じになるかもしれませんが、「今起きている出来事を、どう考え、そしてどう行動に移すべきか?」といった、私たちの一般社会でも起こり得る普遍のテーマを描いた作品です。毎日新たな出来事が、慌ただしく流れてゆくなか、今観るべき映画としてオススメです。監督のロベルト・アンドーさんがプロモーションのため来日したのですが、インタビューには誠実にお答えされていて、知的でクールな方でした。また、弊社よりお名前の「アンドー」にちなんで、「安藤」と刷られたハンコをプレゼントしたところ、とても嬉しそうにしていた、というエピソードが印象深いです。今回の「HelpThe映画配給プロジェクト」にもメッセージを寄せていただきました。(ミモザ・スタッフK)

ロベルト・アンドー監督

▼応援メッセージリンク
https://youtu.be/5PZWtswHMJ8


③大いなる沈黙へ -グランド・シャルトルーズ修道院-

▼公開期間:2020.6/20(土)〜6/26(金)

▼作品ページ
http://takadasekaikan.com/archives/10894

[ミモザさんから一言]
ドイツ人の監督がフレンチアルプス山脈に建つ伝説的なグランド・シャルトルーズ修道院に1984年に撮影を申請、許可が下りたのが16年後、映画が完成したのは2005年、私がトロント映画祭で出逢ったのが2006年、そして日本で公開されたのは2014年!実に多くの粘り強い人達の執念が結集した映画でございます!(ミモザ・代表M)

代表M、グランドシャルトルーズ修道院にて

新宿ゴールデン街「ジュテ」にて(写真右:監督)


④ディヴァイン・ディーバ

▼公開期間:2020.6/27(土)〜7/3(金)

▼作品ページ
http://takadasekaikan.com/archives/10896

[ミモザさんから一言]
個人的に、最も印象深く、オススメしたい作品です。軍事政権下の60年代ブラジルで、ドラァグクイーンカルチャーを開拓した第一世代のドラァグクイーンたち8人。煌びやかなステージパフォーマンスで自己を勝ち取った、半生を追ったドキュメンタリーです。8人の代表としてディヴィーナ・ヴァレリアさんが来日し、同時代の日本で同じように生きた、女優のカルーセル麻紀さんとのレジェンド対談が実現しました!お二人のエピソードにはただただ圧倒するばかり。映画の終盤のステージでヴァレリアさんが歌い上げる「マイ・ウェイ」は心を揺さぶられること必至です。ぜひ、ご覧ください!(ミモザ・スタッフK)

ディヴィーナ・ヴァレリアさん

ディヴィーナさん&カルーセル麻紀さん

▼対談記事はこちら
https://www.nikkansports.com/entertainment/column/aihara/news/201808300000248.html

 


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