お知らせ, 近日公開

12.3(木)~12.6(日) 高田世界館109映画祭 開催!

全作35mmフィルム上映!
今年で109歳になる高田世界館のスクリーンに
往年のスター出演の名作が蘇る!!

 

年に1回の名作特選(全作品フィルム上映)、今年のラインナップは1950年代~1960年代頭に製作された4本の作品です!
戦後の混乱を乗り越え、復興の時を迎えた日本に生きる様々な家族や夫婦の姿を映し出します。
こちらの4作品の鑑賞料はすべてお1人様1本500円となります。
お得な4作品鑑賞割引券1,500円もご用意
しております!

また、期間中 12/5(土) 12:00~ 、12/6(日) 12:15~には、館内の見学ツアーも開催します。スタッフが高田世界館や高田の町の歴史のお話などをしながら館内をご案内いたします。フィルム映写機使用中の熱気の残る映写室の中もご案内しますよ。予約不要です。開催時間にご来場ください!

《高田世界館 見学ツアー》

▼開催日時:12/5(土)→ 12:00~
      12/6(日)→ 12:15~

▼所要時間:30分ほど▼料金:大人500円(映画の半券をお持ちの方は300円)※建物維持費として
    予約不要です。開催時間にご来場ください。

 

 

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『煙突の見える場所』(1953)

 

▼上映日時
12/3(木)10:00~、12/5(土)13:00~

▼解説
東京・千住にある、見る場所によっては四本にも一本にも見えるという巨大な「お化け煙突」。この界隈を舞台に、戦後の日本を生きる庶民の悲喜こもごもを描き出した五所平之助監督の代表作。足袋問屋に勤める実直な中年男・緒方隆吉は、戦災未亡人であった妻弘子とつつましく暮らしている。生活の足しにと二階を税務署員の久保健三と、街頭広告のアナウンス嬢、東仙子に間貸しているが、そこに見も知らぬ赤ん坊が置去りにされていたことから一騒動がもちあがる。実存主義的な作風で知られる椎名麟三の短編「無邪気な人々」を中心に、黒澤明作品で知られる小国英雄が脚本を書き、五所監督自らが主宰する独立プロダクションで製作した「不思議な笑い」を醸し出す一篇となった。

監督 五所平之助
出演 田中絹代、上原謙、高峰秀子

 


『この広い空のどこかに』(1954)

▼上映日時
12/3(木)13:00~、12/5(土)10:00~

▼解説
どこにでもある町の酒屋。働き者の若主人と嫁いできたばかりのその妻。一緒に暮らすのは若主人にとって亡くなった父の後妻である義理の母と、その子供である妹と弟。気がかりは戦争で足を悪くして家に引きこもりがちな妹。そんな平凡な家族でおこるささやかな誤解と、やがて来る和解。人物の感情の流れを細やかに、かつ鮮やかにとらえたホーム・ドラマの名作。木下恵介監督の門下として前々年にデビューし、その後『人間の條件』(1959~61)や『怪談』(1964)などの大作により、世界的巨匠となった小林正樹監督による第四作目である。

監督 小林正樹
出演 佐田啓二、久我美子、高峰秀子

 


『名もなく貧しく美しく』(1961)

▼上映日時
12/4(金)10:00~、12/6(日)10:00~

▼解説
木下恵介監督の下でシナリオの修行を積み、助監督を務めた松山善三の第一回監督作品である。聾唖学校の同窓会で出会い、結ばれた道夫と秋子は、貧しいながらも身を寄せあい、懸命に生きている。やがて夫婦には子どもが生まれ、暮らしも落ち着きかけたが、秋子の素行の悪い弟に、金の問題で繰り返し悩まされる。絶望した秋子を電車の窓ガラス越しに道夫が励ます姿は、手話によって二人の絆が語られる美しい場面であり、印象深い。本作は、松山が自らの監督デビュー作として準備してきたもので、「靴磨きの聾唖者夫婦」という設定に松竹は難色を示したが、東宝のプロデューサー藤本真澄の判断で映画化が実現した。同年の毎日映画コンクール、ブルーリボン賞の脚本賞を受賞するなど高い評価を受け、興行的にも成功した。「高峰秀子の夫」というイメージがあった松山は、本作によって一躍映画監督として確固たる地位を築いた。

監督 松山善三
出演 高峰秀子、小林桂樹、島津雅彦

 


『裸の島』(1960)

▼上映日時
12/4(金)13:00~、12/6(日)13:00~

▼解説
瀬戸内海の小さな無人島に、一組の夫婦が渡ってきた。千太と妻のトヨには8歳になる太郎と6歳の次郎の二人の子供がいた。わずかな土地を耕し、段々畑に麦とサツマイモを植えて生活している。しかし、島には川も井戸さえもない。小船を漕いで隣の島まで水を汲みにいき、やっと運んできた水を天秤棒でかつぎながら、険しい斜面を登っていく作業は並大抵の苦労ではない。トヨは誤って手桶の水をこぼしてしまう。千太は妻の頬に平手打ちをくらわせる。それほど水はかけがえのないものなのだ。一言もセリフのないこの映画のなかで長男の太郎が急病になり、医者が間にあわず死んでしまう場面は、見るものに悲痛な感情をもたらす。それでも二人は黙々と働きつづけるしかないのだ。新藤兼人監督自ら出資して、わずか13人のスタッフで、現地に合宿生活をして完成されたこの作品は、近代映画協会の自主配給で公開されたが、第2回モスクワ映画祭でグランプリを獲得するにおよび、世界64か国に輸出された。「キネマ旬報」ベストテン第6位。

監督 新藤兼人
出演 乙羽信子、殿山泰司、田中伸二

 


▼当館全体の上映スケジュールはこちらをご覧ください
http://takadasekaikan.com/schedule


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