7.17(土)〜7.23(金) 第2回インド大映画祭
インド映画の知られざる名作をご紹介!
アクションあり、サスペンスあり、ダンスあり!!
▼開催期間:2021年7月17日(土)〜7月23日(金)
※火曜定休
▼映画祭公式HP
http://idemovie.org/
【上映作品】
火花 Theri
【ストーリー】
ケーララ州でベーカリーを営むジョセフ(ヴィジャイ)。彼は小さな娘とともに幸せに暮らしていたが、彼には隠された過去があったのだった…。平穏な日々に突如として降りかかる暴力、次第に明らかになっていく事実。彼は一体誰なのか、なぜ過去を消さねばならなかったのかー?
【解説】
タミル語映画を代表するスーパースター・ヴィジャイによる、ダンスありアクションありのエンターテイメント作品。様々なキャラクターをヴィジャイが演じ分け、ファンにはたまらない作品だ。監督は本作および『メルサル』『ビギル』と、ヴィジャイと3度に渡ってタッグを組んだアトリー。
【作品データ】
監督:アトリー
主演:ヴィジャイ(『百発百中―Ghilli』『ビギル』)、サマンタ(『24』『マッキー』)、エイミー・ジャクソン(『マッスル 踊る稲妻』『ロボット2.0』)
2016年/151分/タミル語
NGK
【ストーリー】
高学歴・高収入を捨てて有機農業を営むクマラーン(スーリヤ)。希望あふれる若きリーダーである彼の畑がある日焼き討ちに遭うが、州議会議員に助けを求めたことにより、入党することに。持ち前の頭脳で汚職にまみれる政界を渡っていくが、権力闘争は彼の人間性すらも変えてしまうのだったー。
【解説】
人気俳優・スーリヤによる、インド国内政治の汚職体質を背景にしたダークなポリティカルサスペンス。ところどころに血生臭い演出が盛り込まれるのはタミル風味か。美男美女によるダンスシーンも眩しい。
【作品データ】
監督:セルヴァラーガヴァン
主演:スーリヤ(『24』『Mr.ハンサム』)、ラクル・プリート・シン、サイ・パラヴィ
2019年/142分/タミル語
最終ラウンド Irudhi Suttru
【ストーリー】
プラブ(R・マーダヴァン)は優秀な女子ボクシングのコーチだが、その気性の激しさから協会から疎まれ、チェンナイへ左遷となった。そこでは粗末な設備しかなかったが、黄金の才能を持った少女を見出す。彼女は貧しい家庭で育ち、魚売りをしているが、プラブの厳しい指導によって次第に才能を開花させていくのだったー。
【解説】
元・キックボクサーでもある主演のリティカ・シンは本作で俳優デビュー。本作の演技を評価されて国内の映画賞を複数受賞。また、監督のスダー・コーングラーは本作で女性初となる、フィルムフェア賞(タミル語)の最優秀監督賞を受賞した。
【作品データ】
監督:スダー・コーングラー
主演:R・マーダヴァン(『きっと、うまくいく』『ヴィクラムとヴェーダー』)、リティカ ・シン、ナーサル(『バーフバリ』)
2016年/107分/タミル語
ゲームオーバー Game Over
【ストーリー】
ゲームデザイナーのスワプナはトラウマを抱えながら、メイドと門番に守られた屋敷に住んでいたが、手首に入れたタトゥーが突然痛み始めた。タトゥーを入れてから思わしくない状態が続いていた為、消そうとしたが…。
【解説】
インド映画らしからぬ、ダンスなしコメディなしのド直球サスペンススリラー。本映画祭の中でも異色の一作。猟奇的な事件を端緒にしつつ、「そうきたか!」と思わせるホラー演出が見もの。
【作品データ】
監督:アシュウィン・サラヴァナン
主演:タープスィー・パンヌー(『ミッションマンガル』)
2019年/99分/タミル語
3
【ストーリー】
学生のラーム(ダヌシュ)はある日、通学中に別の学校に通う女学生ジャナニ(シュルティ・ハーサン)に一目惚れをし、あの手この手で近づいていった。家族の反対をよそに恋を実らせ、遂には結婚に至るが、幸せな新婚生活の裏で異変が起きていたのだった…。
【解説】
男女の淡い恋物語を描く一方、回想形式を用い、少しずつ真相を明らかにしていくことでサスペンスも加味していく演出は、監督・脚本・製作を一挙に担うアイシュワリヤー・R・ダヌシュによるもの。なお彼女は主演のダヌシュの妻であり、国民的スター・ラジニカーントの娘である。
【作品データ】
監督:アイシュワリヤー・R・ダヌシュ
主演:ダヌシュ(『クローゼットの中の奇想天外』『無職の大卒』)、シュルテイ・ハーサン
2012年/142分/タミル語
Mr.ハンサム Perazhagan
【ストーリー】
くる病を患うチンナ(スーリヤ)は田舎で小さな商店を営んでいた。結婚相談所を通じて婚活に励むものの、その外見から結婚したくとも相手が見つからなかった。ある日彼はプリヤーという女性と出会い、彼女の恋人・カールティクとの逢瀬を手助けするようになるが、この若い男女が引き起こす波瀾にチンナも巻き込まれて…。
【解説】
男女の運命的なドラマを描く本作は、スーリヤとジョティカーが共に2役を演じ、好対照なキャラクターを演じ分けるのも見所。コテコテの演出に若干の時代感を感じさせるが、それもご愛嬌。今年4月に逝去したタミルの名コメディ俳優ヴィヴェークが助演で存在感を見せている。
【作品データ】
監督:サシ・シャンカル
出演:スーリヤ(『24』『NGK』)、ジョティカー(『チャンドラムキ』)、ヴィヴェーク(『ボス その男シヴァージ』)
2004年/141分/タミル語
カダラムの征服者 Kadaram Kondan
【ストーリー】
クアラルンプールで働く医師・ヴァース。彼の勤務する病院にある日、意識不明の重体患者が搬送されてきた。身元不明のその患者は、ある事件の鍵を握る人物だったー。彼を巡って院内で異様な事態が発生し、何も知らないヴァースは突如として事件に巻き込まれていくのであった…。
【解説】
本来なら交わる事のない者たちの行く末は?謀略の連鎖に手に汗握る、クライムサスペンスの佳作。劇中にダンスシーンなどはないが、スタイリッシュなノワールものとして広く楽しめる仕上がりとなっている。謎の男をヴィクラムが演じ、ダークな魅力を存分に発揮している。
【作品データ】
監督:ラージェーシュ・M・セルヴァー
出演:ヴィクラム(『セードゥ』『神さまがくれた娘』)、アヴィ・ハーサン
2019年/114分/タミル語
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