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12.5(土)〜12.6(日)高田世界館フィルム映画祭2026

 

年に1回の名作特選(全作品フィルム上映)、今年のラインナップは、1960年前後に登場した、戦後の若き映画監督たちによる革新的な作品群を上映いたします。

上映作品は、大島渚監督の『少年』、篠田正浩監督の『心中天網島』の2作品となります。

こちらの2作品の鑑賞料は、全てお1人様1本1000円(学生500円)となります。
(招待券、スタンプ特典等使用不可)

※上映時間については後日ご案内いたします。

 

《上映作品》

少年
[1969年 創造社=ATG]

監督 大島渚

日本中を放浪して車にわざとぶつかり、言いがかりをつけてお金を請求する「当たり屋」の少年とその家族の物語。傷痍軍人の 父は、戦後の日本社会で自分の居場所を見つけられず、家族を連 れて全国を放浪している。少年の母親は少年と血がつながって いない。少年は、父と母から酷使されても、この家族という共同 体から逃げ出さず、この共同体が崩れないように、自分の体を傷 つけながら「当たり屋」を続けることを選択する。松竹ヌーベルバーグのひとりとして1950年代末から野心作を立て続けに監督して きた大島渚は、映画という表現形式を通じて日本における国家 や国民の枠組みそのものを批判的に追求してきた映画監督であ るが、本作は大島の思想が見事に映像化された代表作のひとつ。 ヴェネチア国際映画祭に出品されて高い評価を得た。「キネマ旬報」 ベストテン第3位。


心中天網島
[1969年 表現社=ATG]

脚色・監督 篠田正浩

近松門左衛門の有名な人形浄瑠璃を映画化した、松竹出身の篠 田正浩監督の代表作。篠田監督は学生時代より日本の古典芸能の研究を志していたが、この作品では、浄瑠璃の伝統性と20世紀芸術である映画との創造的な葛藤が結実している。その「新しい 解釈」を示しているのが、例えば黒子の出現であり、監督夫人で もある岩下志麻の二役(遊女の小春、妻のおさん)であろう。中村 吉右衛門演じる治兵衛が妻を捨てて遊女との情死行に至るまで、愛の情念が狂おしく燃える様を描くこの物語を脚本化するにあ たり、監督は詩人・作家の富岡多恵子と作曲家武満徹の協力を仰 いでいる。成島東一郎による撮影が、映画の空間に立体性を与え ているのも見逃せない。アート・シアター・ギルド(ATG)との提携による低予算映画であったが、「キネマ旬報」ベストテンの第1位、監督賞、さらに女優賞も受賞している。

令和8年度 優秀映画鑑賞推進事業
主催:上越市/特定非営利活動法人 街なか映画館再生委員会/国立映画アーカイブ

特別協力: 文化庁/一般社団法人日本映画製作者連盟/全国興行生活衛生同業組合連合会/松竹株式会社/東宝株式会社/東映株式会社/株式会社 KADOKAWA

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