12.1(金)~12.4(月)黒澤明監督特集(高田世界館112映画祭)
全作35mmフィルム上映!
今年で112歳になる高田世界館のスクリーンに
“世界のクロサワ”の名作が蘇る!!
年に1回の名作特選(全作品フィルム上映)、今年のラインナップはヴェネチア映画祭で金獅子賞を受賞した「羅生門」をはじめとした、独特の映像世界を創造し、“世界のクロサワ”と言われた映画界の巨匠・黒澤明の4作品です。
決して妥協を許さず、映画ならではの美しさを求め続けた黒澤監督の唯一無二の世界をお楽しみください。
こちらの4作品の鑑賞料はすべてお1人様1本500円となります。
(共催:国立映画アーカイブ)
【上映作品】
『生きる』(1952)
▼解説
黒澤明の世界的名作。それまで無気力に生きてきた一人の役人が、胃がんで余命いくばくもないことを悟り、死という絶対的なものを目前にして、自分を見つめ直し、人間としての尊厳をとりもどしていく姿を描いた作品。第4回ベルリン映画祭でのベルリン市政府特別賞受賞や、「キネマ旬報」ベストテン第1位など国内外で高い評価を得た。
出演: 志村喬、小田切みき、田中春男、千秋実 他
白黒 スタンダード 143分
『隠し砦の三悪人』(1958)

▼解説
戦国時代、敗軍の大将真壁六郎太が、世継ぎの雪姫と隠し置いた黄金200貫とともに敵陣を突破し、同盟軍の陣内へ逃亡するまでの脱出劇。襲いかかるさまざまな難関、手に汗握るスリリングな場面が連続。そのようなシチュエーションをいかに面白く組み立てるかに脚本家の菊島隆三、小国英雄、橋本忍の三人と黒澤明は大いに知恵を絞ったという。狂言回しとして登場する二人の百姓は、のちに「スターウォーズ」の“C-3PO”“R2-D2“の原案になったという逸話も。
出演: 三船敏郎、上原美佐、千秋実 他
白黒 シネマスコープ 138分
『用心棒』(1961)

▼解説
西部劇の手法を取り入れながら、三船敏郎演じる浪人の痛快無比な姿を描いた黒澤明による大ヒット時代劇。東宝撮影所横の農地に巨大なオープンセットを建て、複数のカメラと望遠レンズを駆使した見事なフレーミングで、比類のない娯楽活劇に仕立て上げた。64年にはセルジオ・レオーネ監督が本作をもとにマカロニウエスタン「荒野の用心棒」を作り、大ヒットした。
出演: 三船敏郎、仲代達矢、司葉子
白黒 シネマスコープ 110分
『天国と地獄』(1963)

▼解説
エド・マクベインの原作を得て、黒澤明監督が映画化した全編息づまるサスペンス。製靴会社の専務権藤の息子と間違えられて、運転手の息子が誘拐され、身代金三千万円を要求される。苦悩の末、権藤は運転手のために全財産を投げ出して身代金を犯人に受け渡し… この映画のクライマックスのひとつである身代金受け渡しシーンは、実際運行される車両を借り切って、数台のカメラで同時間に撮影された。その他、斬新な演出が試みられている。
出演: 三船敏郎、仲代達矢、香川京子
白黒 シネマスコープ 143分
【上映時間】
12/1(金)
『天国と地獄』10:00-
『用心棒』18:30-
12/2(土)
『生きる』11:00-
『隠し砦の三悪人』16:30-
12/3(日)
『天国と地獄』11:00-
『用心棒』13:45-
12/4(月)
『生きる』10:00-
『隠し砦の三悪人』13:00-
▼当館全体の上映スケジュールはこちらをご覧ください
https://takadasekaikan.com/schedule
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