8.25(木)〜8.29(月)戦争映画『日本のいちばん長い日』ほか3作(高田世界館111映画祭)
戦争映画の金字塔、
『日本のいちばん長い日』を筆頭に
岡本喜八・鈴木清順の作品を上映!
※全作品35ミリフィルム上映となります
年に1回の名作特選、今年のラインナップは1960年前後に製作された、戦争映画2本を含む計4本の作品です。戦中派の屈折を活劇に昇華させた異才・岡本喜八と、独自の映像美学で熱狂的なファンを生んだ鬼才・鈴木清順の作品をご紹介いたします。
(令和4年度優秀映画鑑賞推進事業)
▼上映期間:2022年8月25(木)〜29(月)
▼料金:1作品 500円
※4作品通し券1500円の販売もあります
▼上映作品
『日本のいちばん長い日』(岡本喜八監督)
『独立愚連隊』(同)
『東京流れ者』(鈴木清順監督)
『けんかえれじい』(同)
【上映時間】
『日本のいちばん長い日』
→8/25(木)〜8/28(日)全日10時〜
『独立愚連隊』
→8/25(木)13時〜、8/28(日)13時〜
『東京流れ者』
→8/26(金)13時〜、8/29(月)12時〜
『けんかえれじい』
→8/27(土)13時〜、8/29(月)10時〜
【作品紹介】
『日本のいちばん長い日』(1967)
▼解説
半藤一利のノンフィクションを原作に映画化。1945年8月14日正午の御前会議によるポツダム宣言の受諾の決定から、翌日正午の玉音放送にいたるまでの一日を描く。岡本喜八監督が日本映画界を代表する男優陣総出演ともいえるキャストをメリハリのある演出でさばき、日本映画史に残る大作に仕上げた。
監督 岡本喜八
出演 三船敏郎、笠智衆、山村聰、宮口精二
白黒 シネマスコープ 157分
『独立愚連隊』(1959)
▼解説
監督・岡本喜八が自作の脚本を映画化。太平洋戦争末期の北支戦線を舞台に、弟の死に不審を抱いた元軍曹が従軍記者に扮して部隊に潜入、事件の背後に潜む上官の不正を暴きだす。西部劇のエッセンスをパロディとして活かしながら、日本映画の伝統には見られない活劇調の戦争映画を作り上げた。
監督 岡本喜八
出演 佐藤允、雪村いづみ、鶴田浩二、三船敏郎
白黒 シネマスコープ 108分
『東京流れ者』(1966)
▼解説
川内康範が原作と脚本を担当した歌謡アクション。やくざ稼業から足を洗って恋人と結婚する決意をしていた青年が、敵対する組に狙われ各地を転々とするが…。渡哲也が粋で武骨な主人公を魅力的に体現。鈴木清順監督の大胆な演出と美学が遺憾なく発揮され、海外での人気も高い代表作の一つとなった。
監督 鈴木清順
出演 渡哲也、松原智恵子、川地民夫、二谷英明
カラー シネマスコープ 82分
『けんかえれじい』(1966)
▼解説
鈴木隆の同名小説を新藤兼人の脚本で映画化。昭和初期、岡山から会津若松に移り住んだ暴れ者の硬派学生が、喧嘩に明け暮れながらも成長していく様を描いた青春映画。若き高橋英樹が主人公を熱演。やがて2・26事件で処刑される北一輝が登場するシーンは原作にはなく、鈴木清順監督の発案によるもの。
監督 鈴木清順
出演 高橋英樹、浅野順子、川津祐介、松尾嘉代
白黒 シネマスコープ 86分
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