お知らせ, 近日公開

6.21(土)限定「知られざる日本アニメの源流~紙フィルムの世界」(活弁・伴奏付き上映)

かつて短期間日本のみで流通した紙フィルムのアニメーション作品を
弁士・片岡一郎さんの語りと音楽のライブパフォーマンス付きで上映!

 

日本にはかつて、紙のフィルムで作られた子ども向けの短編映画がありました。1932~38年の短い期間だけ、家庭用のおもちゃとして「紙フィルム」作品が売られていたのです。

子どもたちは買ってもらった紙フィルムを専用の手回しの映写機で上映して遊んだようです。映像の多くはアニメーション。映画館で観る映画が白黒だった時代に、紙フィルムではカラーで印刷された鮮やかな色彩の映画が観られました。素朴でかわいらしいキャラクターや動物のおとぎ話、とぼけた侍たちの時代劇、時代を反映した戦争モノまで、たくさんの作品が作られています。今回は、現代の技術でデジタル化された34本の紙フィルム作品を、弁士・片岡一郎さんの語りと、ニューヨークと日本を拠点に活動する新しい室内楽ユニット・デュオ夢乃のお二人による音楽のライブパフォーマンスとともに上映します。
知られざる紙フィルムの世界をぜひご堪能ください!

 

▼上映日時
6/21(土) 15:00開演
(終了16:30予定)

▼料金(特別料金)
大人2000円/大学生1500円/高校生以下800円
※招待券やスタンプ特典などはご利用いただけません

 

《出演者プロフィール》

片岡一郎(活動弁士)

2002年に澤登翠に入門。The Art of the Benshiなど、国内外合わせて23か国で公演し活動弁士の文化を国際劇に発信している。これまで弁士として手掛けた無声映画は約350作品。活動弁士の他に紙芝居、声優、書生節、文筆でも活動。行定勲『春の雪』、根岸吉太郎『ゆきてかへらぬ』、甫木元空『BAUS 映画から船出した映画館』や大河ドラマ『いだてん』、朝の連続テレビ小説『ブギウギ』に弁士として出演。2019年公開作、周防正行『カツベン!』では主要俳優への実技指導、時代考証、出演を兼任。失われた無声映画フィルムの発掘にも取り組んでおり、最古の映画版『忠臣蔵』、高峰秀子出演作『私のパパさんママが好き』を発掘し、文化保護面でも足跡を残している。

 

デュオ夢乃

木村伶香能(箏)と玉木光 (チェロ)による室内楽ユニット。邦楽とクラシックの伝統に根ざしつつ、新しい室内楽を開拓。ニューヨークタイムズ等から度々高評を得る。2019年デュオ10周年記念リサイタルをカーネギーホールにて開催。全米室内楽協会より和洋デュオとして初めて、委嘱プログラム助成を授与される。ケンブリッジ大学、トリニダード「日本・カリブ交流年2014年」記念事業ほか海外公演多数。ケネディセンター、スミソニアン国立美術館、国連本部等で演奏。日本でのリサイタルも長年開催。第24回青山音楽賞・バロックザール賞を受賞。2024年クラシックメジャーレーベルNAXOSより「平家組曲」を発表。

 


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