3.3(木)~3.6(日)「小津安二郎監督特集」
全作35mmフィルム上映!
今年で111歳になる高田世界館のスクリーンに
名匠・小津安二郎の名作が蘇る!!
年に1回の名作特選(全作品フィルム上映)、今年のラインナップは1950年代~1960年代頭に製作された、日本を代表する映画監督・小津安二郎監督による4本の作品です!
小津監督ならではの淡々とした視点で親と子を描いた戦後の代表作です。
こちらの4作品の鑑賞料はすべてお1人様1本500円となります。
お得な4作品鑑賞割引券1,500円もご用意しております!
【上映作品】
『東京物語』(1953)
▼解説
小津安二郎の代表作。東京で暮らす子どもたちを訪ねて行く老夫婦の旅を通して、戦後の新しい家族のあり方を描く。1957年のロンドン映画祭での上映、翌年の英国映画協会サザーランド賞受賞が、世界の小津ブームのきっかけとなった。
出演 笠智衆、東山千栄子、原節子、杉村春子
白黒 スタンダード 136分
『麦秋』(1951)

▼解説
娘の結婚を機に散り散りになっていく大家族の姿を小津安二郎独特の豊かなユーモアと厳密なスタイルで描く。笠智衆をはじめとする俳優陣がはまり役とも言える人物造型を見事に演じている。
出演 原節子、笠智衆、淡島千景
白黒 スタンダード 125分
『彼岸花』(1958)

▼解説
娘が勝手に決めてきた結婚相手に腹を立てる頑固な父親の姿をユーモラスに描く、小津安二郎監督初めてのカラー作品。ドラマチックな展開を極力排除しさりげない会話のやり取りの中に人間のエゴを垣間見せる小津監督特有の手法が、あでやかな色彩と共に心に沁み込んでくる。原作小説は小津監督の映画化を予定して書き下ろされた。
出演 佐分利信、田中絹代、有馬稲子
カラー スタンダード 118分
『秋刀魚の味』(1962)

▼解説
小津安二郎最後の監督作品。戦後、小津の復活を知らしめた『晩春』(1949)以来、初老の父と独身の娘の関係がこの作品でも踏襲されている。身の周りの世話を娘に頼り、娘の行く末を考えもせずにいた父が、恩師と中年の娘がしがないラーメン屋を営んでいる光景を目にし、考えを改める。人生の孤独と無惨さを描いたこの作品の翌年、小津は還暦を迎えた当日に亡くなっている。
出演 岩下志麻、笠智衆、佐田啓二
カラー スタンダード 113分
【上映時間】
『東京物語』
▷3/3(木)10時〜、3/5(土)12時40分〜
『秋刀魚の味』
▷3/3(木)13時40分〜、3/6(日)10時〜
『麦秋』
▷3/4(金)10時〜、3/6(日)12時30分〜
『彼岸花』
▷3/4(金)12時40分〜、3/5(土)10時〜
▼当館全体の上映スケジュールはこちらをご覧ください
https://takadasekaikan.com/schedule
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